抄録
屋嘉比橋は,コンクリートに高炉スラグ微粉末6000を用いたコンクリート,PC鋼材に全素線塗装型PC鋼より線,鉄筋にエポキシ樹脂塗装鉄筋,シースにポリエチレンシース,橋面にシート系防水層,高欄にアルミ高欄,支承にゴム支承を採用することにより,ミニマムメンテナンス(多手段の腐食防護)を考慮した日本最初の高耐久性PC道路橋である.本報告は,これらの塩害対策工の効果を検証するため実橋梁と暴露供試体による追跡調査を計画し,16年間にわたり「塩害に対応した高耐久性PC橋の建設」について産学官連携で研究活動した結果をまとめたものである.その結果,採用した対策工はいずれも防食性能が優れており,塩害に対して効果的であることが検証された.