土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.31
潮流発電に関連した奄美大島周辺海域における潮流の現地観測と数値実験
國里 立紀加古 真一郎山城 徹中川 智文山本 峻太郎城本 一義
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2015 年 71 巻 2 号 p. I_109-I_114

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抄録
 潮流発電に関連して現地観測と数値計算を行い,鹿児島県奄美大島周辺海域における潮流パワー賦存量を算定した.その結果,大島海峡には潮流パワーが最大約1.5 kW/m2,与路島水道には最大約1.7 kW/m2の海域が存在することを明らかにした.さらに,大島海峡に潮流発電装置を20基設置した場合の数値実験を行うことによって,1日あたりの抽出可能な最大エネルギー量は約19 MWであることと,設置した周辺海域の潮流振幅を最大で約20%程減少させることが示唆された.
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© 2015 公益社団法人 土木学会
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