抄録
本研究では,本震によって間隙水圧が上昇した地盤が余震を受けて液状化に至る状況を想定し,メカニズムの解明と定量的な評価を目的として振動台実験と数値解析を行った.砂層地盤の密度,余震の規模,静穏期の長さを変化させた9ケースの実験を行い,結果を比較した.実験結果に対し,過剰間隙水圧の残留・消散を考慮した有限要素解析を行った.また,既存の液状化判定指標である最大せん断応力比を実験結果から算定し,連続した地震動作用下の液状化判定指標の適用性を検証した.本研究で対象とした条件においては,余震の最大せん断応力比を指標とすることで,余震中の液状化をある程度予測可能なことを示した.