土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.35
人工排水材による液状化時のボイリング被害抑止工法の解析と実験
Binh NGUYEN佐々 真志山崎 浩之上野 一彦
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2019 年 75 巻 2 号 p. I_235-I_240

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抄録

 筆者らは,人工排水材(プラスチックドレーン)による液状化時のボイリング被害抑止工法の開発に取り組んでいる.本研究では,既報の1G場模型実験に引き続き,本工法の設計法確立を目的として浸透流解析および遠心模型実験を実施した.その結果,地盤表層から3.0mの浅層部に打設間隔1.2mでドレーンを敷設することで,液状化の発生は許容するものの,地盤表層に液状化は伝播せず,ボイリングによる噴砂も抑制できることが確認された.液状化の発生自体を抑止する従来のドレーン工法と比較すると仕様が大幅に減るため,工期やコストの削減にも大きく寄与することが期待される.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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