土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.35
津波漂流物群の挙動に関する模型実験と数値解析
富田 孝史, 蜂須賀 大智, 千田 優
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2019 年 75 巻 2 号 p. I_761-I_766

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抄録

 災害の拡大要因になり,災害後の復旧活動の支障になる津波漂流物について,これまでに多くの水理模型実験が行われ,数値計算モデルが開発されている.本研究では,漂流物同士の衝突が発生しうる多数の漂流物(漂流物群)に注目して実施した水理模型実験から漂流物の挙動を解析した.津波遡上流れによる漂流物群の重心位置の移動は,漂流物の初期配置によらず概ね同様であり,個々の漂流物のばらつきは遡上流れの進行方向,それに直交する方向のそれぞれに発生した.大きなばらつきは遡上流れが漂流物群に衝突する際に発生した.数値計算モデルT-STOCは,流れに沿った漂流物群の重心位置を誤差±100%程度以内で計算した.ただし,漂流物の挙動に関する計算精度の向上には,漂流物と遡上流れとの相互干渉を考慮する必要があることが分かった.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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