2020 年 76 巻 2 号 p. I_264-I_269
沖縄の34箇所の海岸において,底質採取と前浜勾配の計測を行った.底質の組成成分はサンゴ,有孔虫,貝殻片,鉱物,ウニ棘に分類し,底質特性として粒径,円形度,色彩の明度,彩度,色相を画像より求めた.明度,彩度の分布幅には広がりが見られ,粒径の減少に伴い円形度が増大する鉱物由来の砂浜と同じ傾向であった.底質組成の割合にエントロピー法を適用して海浜を6グループに分類し,組成や地理的位置から各グループを特徴付けた.リーフ間距離と底質の組成割合,中央粒径とに相関が見られた.平面形状は通常の砂浜と同様に相似形であるが,断面形状では粒径と底面勾配のべき乗則の関係において,勾配変化は緩やかであった.また,円形度,明度,彩度で組成の分類が可能である.