土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.37
5種類の地盤改良を行った軟弱地盤工事事例による弾・粘塑性モデルを用いた鉛直・側方変位予測の精度検証
水野 健太土田 孝小林 正樹渡部 要一森川 嘉之橋爪 秀夫
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2021 年 77 巻 2 号 p. I_403-I_408

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抄録

 軟弱地盤上に港湾施設や埋立人工島を構築する場合,弾・粘塑性構成モデルを用いた有限要素解析が一般的に使用されるようになってきた.しかしながら,有限要素解析の予測精度が検証されることは稀であり,解析結果の信頼性や土質パラメータセットの妥当性に関する知見は依然として不足しているのが現状と思われる.特に側方変位挙動に関しては,解析値が過大評価であること,変形モードが実際に観測される事象と異なっていることがしばしば指摘されている.このような背景から,著者らは側方変位の予測精度向上を目的とした粘性土の弾・粘塑性構成モデルを提案している.本稿では,5種類の地盤改良工法が採用された実工事に対してこのモデルを適用し,有限要素解析の予測精度を検証した結果を再整理するとともに,従来モデルよりも側方変位の予測精度が向上したことを示している.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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