土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
舗装工学論文集第20巻
接地圧分布を考慮した動的逆解析の適用性に関する検討
川名 太中村 博康高橋 茂樹竹内 康松井 邦人
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2015 年 71 巻 3 号 p. I_145-I_152

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抄録

 FWD試験で得られるたわみの逆解析法には,たわみのピーク値に注目した静的逆解析とたわみ波形を用いた動的逆解析があり,いくつかの逆解析プログラムが開発されている.従来の舗装の逆解析プログラムは,載荷板の接地圧分布として等分布荷重しか取り扱えない場合が多い.しかしながら,載荷板の接地圧分布は,測定対象に応じて異なるため,種々の接地圧分布に対して計算が可能になれば,ソフトウェアの汎用性が向上するものと考えられる.そこで,本研究では,既往の研究において開発されている動的逆解析ソフトウェアWave BALMの順解析部にインバースパラボリック分布およびパラボリック分布の非線形接地圧分布が考慮できる動的解析プログラムを組み込み,接地圧分布が逆解析の結果に与える影響について検討を行った.

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© 2015 公益社団法人 土木学会
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