2019 年 75 巻 2 号 p. I_49-I_56
中長距離ランナーが快適かつ安全に走行するためには「蹴り出しやすい」,「足裏への負担が少ない」路面が求められる.これを考えるとき,舗装材料の力学特性としての剛性や摩擦係数は重要であるが,路面のテクスチャについても,ランナーの感じ方は異なることが予想される.本研究では,テクスチャが走りやすさに与える影響を明らかにすることを目的として,走行試験とアンケート調査を実施した.その結果,テクスチャ指標として,MPDと歪度(スキューネスRsk)および尖度(クルトシスRku)が着地衝撃および蹴り出しやすさと関係があることが明らかになった.この関係性を用いて数種の異なる舗装路面について,走りやすさの観点から分類を行った.