土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
舗装工学論文集第25巻
アスファルテンの荷電特性に対する影響因子の検討
川島 陽子新田 弘之
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2020 年 76 巻 2 号 p. I_203-I_209

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抄録

 アスファルトの構成成分であるアスファルテンが凝集して塊になると,舗装材料としての性能を低下させる恐れがあるため,アスファルテンの凝集特性を解明することは,アスファルトの品質を確保する上で重要であると考えられる.著者らはこれまでに,アスファルテンの荷電特性が劣化や再生によって変化し,それに伴い凝集分散特性も変化することを明らかにしてきた.本研究では,アスファルテンの荷電特性に影響し得る要因を整理し,各条件下でのアスファルテンの荷電特性を検証した.その結果,繰り返し再生による酸化劣化の進行により,ゼータ電位の絶対値が高くなることが示された.また,アスファルテンとレジンの混合懸濁液の荷電特性は劣化した成分の影響が反映されるが,劣化していない成分を含むと,低pHで凝集沈殿した.さらに,非水系溶媒中では,アスファルテンの相互作用において静電的斥力の寄与が小さくなることが示唆された.

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