2021 年 77 巻 1 号 p. 1-9
10年以上前に住民参加により整備した公共施設において,合意形成した事項を変更・改修する必要が出現している.本研究は,住民参加による道路事業の2事例を対象に追跡調査を行い,計画当初とその後の変更・改修におけるプロセスを比較し,合意事項の変更・改修時における事象と今後のまちづくりに対して考察した.その結果,住民の合意事項の変更・改修には住民の再合意形成が必要条件であること,協働のまちづくりにおける実現手法や対処法等を明確化して住民が合意形成する過程に意義を見出し,多様な主体によって住民同士が話す場を設けることが重要であることなどを明らかにした.