抄録
1995年に発生した兵庫県南部地震以降,積層ゴム支承を組み込み,地震力を分散させる設計や免震設計などにより耐震性の向上が図られる例が増えており,現在では,鉛プラグを圧入した鉛プラグ入り積層ゴム支承が普及している.しかしながら近年の環境意識の高まりから,環境に優しく,かつ鉛を用いた積層ゴム支承と同等の特性を持つ金属材料を用いた積層ゴム支承の実用化が望まれている.既往研究では,室温で超塑性を示すZn-Al合金に着目し,金属プラグの径が異なる試験体について,Zn-Al合金を用いた積層ゴム支承と従来用いられてきた鉛プラグ入り積層ゴム支承の動的試験を行った.本研究では,径の直径を9mmで統一した試験体について,Zn-Al合金を用いた積層ゴム支承と鉛プラグ入り積層ゴム支承の動的試験を行い,その力学特性を比較し,超塑性材料を用いた積層ゴム支承の適用性を検討する.