抄録
土木学会 複合構造委員会「FRPによるコンクリート構造の補強設計研究小委員会(H209)」では,第1期を2010年6月から2012年7月まで,第2期を2012年7月から2014年5月までの合計約4年間に渡って調査研究活動を行った.第1期では,主に現状のFRP材料による補強設計法や補強技術の抱える問題点を抽出して,その取りまとめを行った.第2期では,第1期での活動成果を踏まえて,FRP材料によるコンクリート構造物の補強設計の合理化に資する調査研究を行った.本委員会の活動は,付着,疲労,環境作用の影響に力点を置いたところに特徴がある.本報告では,それらの成果をとりまとめた「複合構造シリーズ12 FRPによるコンクリート構造の補強設計の現状と課題」について,その概要を説明する.