2020 年 76 巻 1 号 p. 67-81
幅が狭い箱桁等に用いられる単リブ補剛板の圧縮強度を,実験および数値計算結果から検討した.まず,橋梁用高降伏点鋼板SBHS500と普通鋼板SM490Y製の単リブ補剛板4枚で構成される矩形短柱の圧縮実験を4ケース実施し,圧縮強度特性および荷重-面外変位関係などを明らかにした.この実験供試体では初期不整も併せて計測し,計測結果および圧縮試験結果を用いて非線形有限要素モデルの検証を行い,十分な精度で解析可能なことを確認した.つぎに,初期不整と幅厚比パラメータをパラメトリックに変化させた解析モデルを用いて,確率論的手法による単リブ補剛板の圧縮強度特性を明確にした.最後に,これらの結果から単リブ補剛板の終局限界強度および使用限界強度を,道路橋示方書,AASHTO, Canadian CodeおよびEurocodeと比較しながら提案している.