2020 年 76 巻 4 号 p. I_610-I_619
本論文は,自立型更生管を施工した非耐震継手管路の耐震性能向上に関する研究の一環として,地盤変状によって生じるような強制的な曲げ変位を作用させた場合の継手部周辺での更生管の挙動について検討したものである.強度層部材と水密層部材の複層構造を有する自立型更生管を用いて曲げ実験を行い,強度特性および変形特性についての挙動把握を行った.その結果,更生管の強度特性によって既設継手の曲げ変形の発生を抑制できることを確認し,さらに変形特性によって耐震適合性を有するダクタイル鋳鉄管のK形継手を超える曲げ角度を許容できることを明らかにした.