2020 年 76 巻 5 号 p. II_84-II_94
軽量で耐食性に優れたガラス繊維強化プラスチック(GFRP)の特徴を活かした,GFRP検査路が開発され,実構造物に適用されている.本研究では,従来の組み立て式より,軽量化,合理化を図るために,一体成形サンドイッチパネル床版の適用を試みた.床版は,コア材,上下スキンプレート,フランジを一体成形で作製したものである.構造形式は,トラス桁形式と桁形式の2種類で,トラス桁形式では,床版の形状が上下非対称であるため,その向きもパラメータとした.まず,床版部の曲げ載荷試験を行い,曲げ変形や耐荷力を検討した.次に,3種類の実大検査路を対象に,NEXCO試験法に基づいた一連の試験を実施し,使用性,安全性を検証した.その結果,対象の検査路は,試験法の要求性能を満たすことがわかり,実構造へ適用可能であるといえた.