土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Online ISSN : 2185-4653
ISSN-L : 2185-4653
地震工学論文集第40巻(論文)
2018年大阪府北部の地震における茨木市内の震度と地盤卓越振動数の関係
森 伸一郎小林 巧
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 77 巻 4 号 p. I_490-I_502

詳細
抄録

 2018年6月18日に大阪府北部の地震(Mj6.1)が発生した.発災直後に気象庁などから面的推定震度分布が公開され,それによると茨木市と高槻市の広範囲で震度6弱が推定された.一方,墓石により推定された震度では茨木市内で震度5弱-6強とばらつき,高槻市は震度5弱以下であった.また,これら地域では全半壊はほぼ無く,屋根被害などの一部損壊が多く報告された.そこで本論文では,茨木市内の墓石による震度がばらついた地域を中心に,その地域の地盤振動特性を明らかにする目的で,詳細な単点微動測定を実施した結果を報告する.その結果,墓石震度6強相当の地域では約0.1-0.2秒,6弱相当の地域では0.07-0.1秒,5強相当の地域では約0.2秒が卓越する地盤であった.

著者関連情報
© 2021 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top