2021 年 77 巻 4 号 p. I_490-I_502
2018年6月18日に大阪府北部の地震(Mj6.1)が発生した.発災直後に気象庁などから面的推定震度分布が公開され,それによると茨木市と高槻市の広範囲で震度6弱が推定された.一方,墓石により推定された震度では茨木市内で震度5弱-6強とばらつき,高槻市は震度5弱以下であった.また,これら地域では全半壊はほぼ無く,屋根被害などの一部損壊が多く報告された.そこで本論文では,茨木市内の墓石による震度がばらついた地域を中心に,その地域の地盤振動特性を明らかにする目的で,詳細な単点微動測定を実施した結果を報告する.その結果,墓石震度6強相当の地域では約0.1-0.2秒,6弱相当の地域では0.07-0.1秒,5強相当の地域では約0.2秒が卓越する地盤であった.