土木学会論文集F6(安全問題)
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和文論文
橋桁強度を考慮した衝撃検知方法の実用化に関する研究
御崎 哲一坂本 保彦生駒 昇
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2012 年 68 巻 1 号 p. 14-24

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抄録
 鉄道の架道橋の鋼製橋桁に自動車衝撃事故の情報が入った場合,状況や損傷度合いの確認が必要であるが,安全確認に時間がかかり列車運行の確保上問題があった.
 そこで,橋桁に変形・破損や移動が生じる場合など,列車の運行保安に影響する(=有害な)衝撃のみを検知するため,橋桁強度および有害な衝撃荷重を算出した.あわせて,有害な衝撃荷重を判断させる機構を検討し,検知閾値を規定した.
 上記結果から,有害な衝撃を曖昧さなく確実に検知する方法を開発,橋桁衝撃検知システムとして設計し実用化した.
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© 2012 公益社団法人 土木学会
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