抄録
海水浴場など,他地域から多くの人が訪れる観光地では,来訪者が周辺の地理情報に疎く,避難場所,避難経路などの情報の周知も難しいと考えられる.そのため,沿岸部の観光地には,観光客を守るための適切な避難誘導を行える力も持つことが求められる.そこで本研究では地元住民によって企画される避難訓練が,どのように実施され改善が重ねられたか,観察と参加者へのアンケート調査の結果から検証した.当初,考えられていた避難場所が経路,受入容量に問題があること,距離があって来訪者から不満がでると思われた避難場所でも大きな問題なく避難出来ることなどが確認され,実践を通じた問題発見と解決策を見い出すことができた.