2019 年 75 巻 2 号 p. I_99-I_107
本研究では,トンネル施工現場において発生している重機と作業者との接触災害を防止するために,ICT機器を利用した安全管理支援システムである支援的保護システム(SSS)を提案する.SSSとは,残留リスクを対象とし,作業者の注意力のみに頼らない確実性の高い安全作業支援が可能となるシステムである.SSSの構成要素として,隙間のない計測が可能となるTOF(Time of flight)方式を用いた3Dレーザーレーダーを使用し,従来困難であった対象物の形と大きさが識別できるか否かを検討した.結果,作業者と重機の位置情報は捉えることができたが,必要要件のいくつかは録画後の解析での達成にとどまり,リアルタイム計測においては,課題が残る結果となった.