2022 年 2022 巻 p. 20220015
重合メッシュ法は,異なる基底関数をもつ複数のメッシュを重ね合わせることで,局所的に高い空間解像度を実現できるが,従来の重合メッシュ法は Lagrange 族補間関数を基底関数として用いているため,被積分関数が不連続となり,精度が悪化することが知られている.本研究は,基底関数に2次 B-spline 関数を適用した新しい重合メッシュ法を提案する.提案手法は被積分関数が連続となるため,積分精度と計算速度との両立が可能となる.また,創成解を用いた精度検証を実施し,提案手法の精度および計算コストを定量評価する.