日本計算工学会論文集
Online ISSN : 1347-8826
ISSN-L : 1344-9443
陰関数表現を利用した汎用的大規模データ可視化システムの開発
集路 幸正三目 直登森田 直樹
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2024 年 2024 巻 1 号 p. 20241005

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抄録

物理現象は複数の場が相互作用する連成現象であり、その理解と予測には数値シミュレーションが広く利用される。

近年計算機の性能向上により、大規模なシミュレーションと可視化が可能になった。大規模な解析対象の可視化は、注目領域の特定が難しく、インタラクティブ可視化が重要な役割をもつ。

特に連成解析では、対象に応じて異なる数値計算手法が用いられ、計算結果の汎用的な可視化は容易ではない。

本研究では、これらの問題を解決するために、数値解析手法に依存しない汎用的な大規模データ可視化システムを提案する。

陰関数表現を用いたマーチングキューブ法に分散メモリ並列処理を適用し、その性能を評価した。

並列性能評価から、提案システムが高い並列性能を持つことが確認された。

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© 2024 The Japan Society For Computational Engineering and Science
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