2016 年 25 巻 2 号 p. 53-60
本研究は、小児看護専門看護師 (以下、小児CNSとする) が考える基礎教育における小児看護学実習でめざす学生の学びを明らかにすることを目的とした。看護系大学の小児看護学実習指導に携わった経験のある小児CNS 7名に、半構成的面接法による各3名程度のグループインタビュー、もしくは個別インタビューを行い、内容を目的に照らしあわせて比較検討を行い、重要な要素を抽出した。
小児CNSは、まず 「子どもってこうなんだ」 を生身で体感することが重要であり、子どもの反応は当然であるという子どもの体験を捉えることが必要だと考えていた。さらに、病気になった 「特殊な状況」 と、本来はどのような発達をしていくのかということを結びつけて、目の前にいる子どもが病気だけで生きているわけじゃないということに気付き、子どもの生活リズムを立て直し、発達を途切れさせずに、子どもが目指すところを見通す考え方や力を付けて欲しいと考えていた。