日本小児看護学会誌
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研究
看護系大学生における学習活動の質と看護実践の基盤となる力の関連性
―小児看護学演習において―
田中 岳美鎌田 佳奈美池田 友美
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2019 年 28 巻 p. 42-50

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抄録

 本研究の目的は、看護系大学生の学習活動の質と看護実践の基盤となる力の関連性を明らかにすることである。近畿圏内の看護系大学生で小児看護学の学内演習を履修中の409名を対象に演習前後で学習活動の質に関する既存尺度と看護実践の基盤となる力に関する自作の質問紙を用いて調査を実施した。回収のあった123名 (回収率30.1%) のうち、有効回答を得た110名 (有効回答率26.9%) を分析対象とした。看護実践の基盤となる力は、平均総得点と各項目の平均得点が演習後に有意に上昇し、因子分析の結果、4因子26項目が抽出された。看護実践の基盤となる力と学習活動の質はr=.25 (p<0.01) で正の相関がみられ、看護実践の基盤となる力の因子【看護過程を展開する力】が学習活動の質の下位尺度と最も多く相関がみられた。看護実践の基盤となる力の育成には、学生の学習活動の質を高めることが重要であり、支援の必要性が示唆された。

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© 2019 一般社団法人 日本小児看護学会
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