1型糖尿病をもつ子どもの支援を考える上で、病気や療養行動に対する子ども本人の認識を知ることは重要である。そこで本研究は、1型糖尿病をもつ学童前期の子ども自身が自分の病気についてどのように理解しているか、療養行動をどのように実施しているか明らかにすることを目的とした。21名の子どもにインタビューを実施した。質的に分析した結果、自身の病気の理解については7名(33.3%)が診断名を回答し、5名(23.8%)は自覚症状や注射を要すると述べた。一方で、9名(42.9%)は自分の病気について聞いていないと答えた。療養行動は80%以上がひとりで実施していた。病気と療養行動を関連付けた理解に関しては、6名(28.6%)が一貫性のある理解を説明したが、13名(61.9%)で病気と療養行動の理解は部分的であった。療養行動の実施能力の向上や安定化と合わせて、子どもへの療養行動を行う意味を深める支援が必要である。