日本小児看護学会誌
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研究
学齢期の知的障害を伴う自閉スペクトラム症児の肥満に対する母親の認識
―食生活と余暇時間の過ごし方に焦点をあてて―
森木 律子嶋 雅代波﨑 由美子
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2026 年 35 巻 p. 162-171

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抄録

 本研究は、学齢期の肥満傾向にある知的障害を伴う自閉スペクトラム症児(以下、ASD児)の肥満要因となる食生活と余暇時間の過ごし方に対する母親の認識の構造を明らかにし、母親への支援を検討することを目的とした。肥満度+20%以上の学齢期の知的障害を伴うASD児を養育する母親7名に半構造的面接を実施し、質的統合法(KJ法)で分析した。その結果、【子どもの食習慣に対するあきらめ】、【子どもの食生活に対する葛藤】、【子どもの余暇時間の過ごし方への妥協】、【子どもの余暇時間充実への望み】、【子どもの将来の心配】、【養育経験からの気付き】の6つが抽出された。母親の「あきらめ」、「葛藤」、「妥協」の認識が相まって学齢期の肥満の高度化につながる可能性が考えられたが、ASD児の障害特性により、このような認識にならざるを得なかったと推察された。支援者は母親の状況や心情に寄り添ったサポートや学齢期の肥満高度化予防に向けた指導が重要である。

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