2026 年 35 巻 p. 252-260
本研究は、小児喘息をもつ子どもと家族の主観的体験からみたアドヒアランスに関する内容を明らかにし、小児喘息をもつ子どもと家族のアドヒアランスの向上に向けた看護支援の方向性を検討することを目的とした。医中誌Webを用いて文献検索をし、対象文献12件を分析した。小児喘息をもつ子どもと家族のアドヒアランスに関しては、【病気のとらえ方】、【療養行動の認識】、【療養行動の取り組み】、【療養行動の難しさ】、【家族成員内の支援】の5カテゴリーが抽出された。小児喘息をもつ子どもと家族のアドヒアランスの向上には、発作の体験を病気の認識と療養行動へつなげる支援、子どもと家族の思いを尊重し治療や療養行動に主体的に取り組めるような支援、小児喘息をもつ子どもと家族の心理的葛藤に対する支援が必要であると考える。