2026 年 35 巻 p. 277-284
本研究の目的は、食物アレルギーを有する中学生2名を対象に、Instructional DesignのADDIEモデルを参考に開発された学習会プログラムを実施、評価することである。学習目標は自分自身が食事場面において良好な人間関係を築きながら食物アレルギーについて発信する力を育むことができることである。実施方法は、3つの単元から構成される学習会プログラムと教材を用いて、60分オンライン形式で実施した。評価では、学習会プログラム前後で変化が確認された社会的食事場面におけるヘルスリテラシーの項目は「友人と外食しますか」、「病院を受診する際自ら医師に質問しますか」であった。学習会プログラムへの興味度調査では各項目において5点中3点以上を示した。今後は、対象者を増やし、親による子どもの行動変容に対する認識を含めた評価、長期的な効果の検証が必要である。