日本臨床免疫学会会誌
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全身性エリテマトーデスに赤芽球癆を合併し, human parvovirus B 19の不顕性持続感染の関与が疑われた一例
光中 弘毅徳田 道昭高原 二郎的場 謙一郎宮脇 昌二
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1998 年 21 巻 5 号 p. 220-225

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抄録
症例は68歳女性. 1977年SLEと診断,ステロイド療法で軽快後PSL 5 mgで寛解を維持. 1995年労作時呼吸困難で来院,高度の貧血を認め,骨髄穿刺にて赤芽球癆と診断.その時LACが陽性,抗β2GP 1カルジオリピン抗体高値であった. m-PSLパルス療法で軽快,再発傾向なく経過良好であった.
入院時検査所見にてHPV B 19に対するIgG型抗体の上昇およびPCR法でのウイルスDNAを認め,非活動期SLE患者における持続感染がPRCA発症の主因であると考えた.さらに,本例に認められたPRCAと抗リン脂質抗体症候群の病因的関連についても言及した.
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