2019 年 47 巻 4 号 p. 194-199
学会主催セミナーである神経筋診断セミナーは2004年以来, 計15回開催された歴史のある講習会である。開催当初の1コース制から, 時代の変化と受講者の要望に合わせて形式を変えてきた結果, 現在の3コース制及び海外セミナーの併催に至っている。毎年多くの受講者に参加いただいているが, 受講者の地域差が大きいため, 日常臨床に還元されない地域が稀ではないと考えられる。本セミナーを各地方での講習会と有機的にリンクさせることで, 神経筋生理検査が広く行われる基盤を作っていくことが今後の課題となる。