臨床神経生理学
Online ISSN : 2188-031X
Print ISSN : 1345-7101
ISSN-L : 1345-7101
特別寄稿
脳波黎明期におけるLoomisの知られざる功績
—Alfred Loomis, the last amateur scientist who built the Palace of Science— その2
宮内 哲
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 47 巻 6 号 p. 526-535

詳細
抄録

その2では, Loomisが脳波の研究を始めたきっかけとLoomisが作った最先端の脳波計と睡眠実験室を紹介する。さらにこれらの設備を用いてLoomisが行った脳波の研究として, (1) 覚醒時と催眠時の脳波, (2) RechtschaffenとKalesによる睡眠段階の分類よりも30年以上前に作られたLoomisの睡眠段階の分類を紹介するとともに, (3) Loomisの睡眠段階の分類とBohrの原子模型との関連について述べる。

著者関連情報
© 2019 一般社団法人 日本臨床神経生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top