臨床神経生理学
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特集「SEEG,判読と実践」
SEEGから得られるてんかん原性バイオマーカー
飯島 圭哉岡崎 洋介林 貴啓木村 唯子金子 裕岩崎 真樹
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2025 年 53 巻 3 号 p. 168-174

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抄録

定位的頭蓋内脳波 (SEEG) は, てんかん外科においててんかん原性領域 (epileptogenic zone, EZ) を同定するための重要な手法である。SEEGから得られる代表的なバイオマーカーには, 発作時律動波の起始部 (seizure onset zone), 発作間欠期てんかん性放電 (irritative zone), 高周波振動 (HFO), 緩電位変動 (DC shift), スペクトログラムにおける特徴的パターン (fingerprintやictal chirps), Epileptogenicity Index (EI), Phase-Amplitude Coupling (PAC), エントロピー解析 (MSE) などがある。本総説では, 各バイオマーカーの特徴と解析手法を概説し, 当院での実践的取り組みについて紹介する。これらを総合的に活用することで, より精度の高いEZ同定が可能となり, 個別最適な外科治療に貢献すると考えられる。

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© 2025 一般社団法人 日本臨床神経生理学会
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