日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
総説
腎移植臨床統計からみた腎移植の動向と成績
八木澤 隆三重野 牧子湯沢 賢治高原 史郎田邊 一成吉村 了勇
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2013 年 1 巻 2 号 p. 159-165

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抄録

毎年,雑誌「移植」に報告される[腎移植臨床登録集計報告]をもとに日本における最近の腎移植の動向,成績をまとめた。2000年以降,腎移植の件数は年々増加し,2011年には1,601件に達している。しかし,2012年には前年とほぼ同数の1,610件で大きな増加はみられていない。2011年までの件数増加は生体腎移植数の増加によるもので献腎移植数は最近の30年間,年間200件程度にとどまる状況である。増加する生体腎移植の背景には多方面での適応拡大があり,高齢者や夫婦間移植の増加,ABO血液型不適合移植の普及,種々の原腎疾患への移植,先行的移植の増加などがある。移植成績は生体腎,脳死下献腎,心停止下献腎の順で良好であり,献腎においては脳死下提供が優れていることが確認される。これら移植の長期成績向上のための対策,そして献腎増加のための活動は引き続きこの医療の課題である。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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