日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
総説
腎移植患者への多職種介入およびモバイルアプリを用いた生活指導:現状と課題
福本 麻衣子窪田 裕美山﨑 奈美恵北川 瑚姫池田 未来小山 詩織三浦 正義
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2026 年 14 巻 1 号 p. 62-68

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抄録

腎移植は透析療法と比較して生命予後および生活の質(QOL)の改善が報告されている。しかし,移植腎機能を長期的に維持するためには,服薬アドヒアランスの維持を含む患者自身のセルフケア能力の向上に加え,生活習慣病やサルコペニア・フレイルの予防が不可欠である。また移植後も多職種間で情報を共有し,継続的な介入を行うことで,患者のヘルスリテラシーが向上し,移植腎機能の長期的な維持および予後の改善に寄与すると考えられる。さらに,近年ではモバイルアプリを活用した介入により,自己管理能力の改善が期待されるとともに,医療者と患者間での簡便かつ継続的な情報共有が可能となっており,移植後管理の新たな手段として注目されている。本稿では,これらの知見を概説するとともに,当院における多職種介入およびモバイルアプリを用いた生活指導の経験を踏まえ,腎移植患者のセルフケア支援における今後の方策と課題について考察する。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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