日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
原著
WAKFlow HLA抗体クラスⅠ(HR)の反応性についての検討
高山 智美蔦原 宏一平瀬 裕美小林 茜久山 芳文岩田 和友子高尾 徹也山口 誓司
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2016 年 4 巻 2 号 p. 196-201

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抄録

【目的】ドナー特異的抗体(donor specific antibodies:DSA)の検出にはsolid phase immunoassays(SPI)法が広く用いられているが,試薬によって血清に対する反応が異なる可能性がある。今回われわれはHLA抗体特異性同定試薬であるLABScreen Single Antigen(LSSA)とWAKFlow HLAクラスⅠ(HR)の反応性について検討した。【方法】LSSAでHLA抗体が検出された血清24検体を用いて,LSSAとHRに共通の43種類のHLA抗体(計1,032例)を対象とした。HRで測定しLSSAの結果と比較した。【結果】一致率は94.7%で,LSSA陽性HR陰性を31例,LSSA陰性HR陽性を24例認めた。【結論】LSSAとHRは一部で反応性が異なっていた。とくにDSAに関してはSPI法だけでなく細胞での反応性も確認する必要があると考えられる。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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