2016 年 4 巻 2 号 p. 283-286
【目的】服薬不全のため一次移植腎機能を喪失し,その後の家庭環境の変化から施設へ入所となった児に対して,レシピエント移植コーディネーター(RTC)が行った献腎移植での二次移植へ向けた調整過程の妥当性を検討する。【方法】対象者:小児1例。方法:事例検討。電子カルテ・看護記録など既存のデータから情報収集し,Jonsenらの臨床倫理の4分割表を用いて情報を整理した。【結果・考察】4分割表を用いて事例検討を行った結果,必要と考える支援や調整内容は実践と同様であった。また,登録前から移植を見据え調整を行ったことが移植時の円滑な支援へつながったと考える。【結論】RTCが行った二次移植適応の検討や支援内容は妥当であった。また,チーム連携や献腎移植登録前の体制構築の重要性が明らかとなった。