2026 年 10 巻 2 号 p. e17-e21
本研究では、探究型学習における思考の広がりと深まりを支援するためのデジタルアーカイブを活用した学習モデルの構築を目的とする。そのために、既存の学習から学習者が自ら創り出す新たな「問い」へと展開するための接続の契機を構造的に示す、〈「問い」を拓く探究の交差モデル〉を提案する。モデルの実現可能性の検証にあたっては、ジャパンサーチのワークスペース機能を活用して教材を作成する。その結果、提案モデルは多様な「問い」の形式に応答し得る構造を備えていること、また、新たな探究への展開を促す枠組みとして教材に実装可能であることが確認された。