2020 年 4 巻 2 号 p. 117-119
テレビのドキュメンタリーを専門に制作しているドキュメンタリー新社は、明治の終わりから昭和40年までの古い映像を1500時間以上所蔵している。これらの映像をもとに制作されたテレビ番組「映像タイムトラベル」をデジタルアーカイブとして保存し、教育用資料として学生や研究者が、時代を検証できるように準備を進めている。すでに大学のオープンセミナーで番組を使っての授業も行われ、今年春からは、国立博物館「昭和館」(東京都千代田区)での一般公開を予定している。そのデジタル化作業段階で浮上した課題を報告する。