2022 年 6 巻 s2 号 p. s56-s57
災害アーカイブは、データの蓄積と活用が期待される機能・役割であり、それを実現するための継続的な運用が重要となる。しかしながら、データの蓄積についてはできていても、活用が難しかったり、サービスの継続が難しいなどの課題がある。そこで著者らは、どうすればデータの蓄積、活用、運用を継続的に実施できるか、に着目した実践研究を続けてきている。これまで、データの蓄積と活用として、地域の防災ワークショップを活用したデータ収集と活用のあり方について提案を行ってきたが、今回は、データの収集・蓄積から、ワークショップやパネル展、学校での活用までの事例を紹介した冊子の作成と、その冊子に期待される効果について報告する。