デジタルアーカイブ学会誌
Online ISSN : 2432-9770
Print ISSN : 2432-9762
セッションD1
[D14] デジタルアーカイブの構成要素分析と評価の意義:持続可能性の観点から
金 甫榮高田 百合奈山口 温大濱津 すみれ曹 好渡邉 英徳
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2023 年 7 巻 s2 号 p. s99-s102

詳細
抄録

関東大震災時の企業の被災状況を伝えるデジタルアーカイブ「企業資料から読み解く関東大震災」は、震災の記録を通じて過去の出来事を学び、その経験を現在の防災意識の向上に繋げることを目的として制作された。本研究では、同コンテンツを長期的に運営する上で検討すべき点を把握すべく、その構成要素を分析・評価した。その結果、コンテンツの構成要素を分析・評価することが、1)コンテンツの独創性の把握、2)各構成要素の維持管理に対する責任所在の確認、3)コンテンツ運営におけるリスクの把握に有効であり、コンテンツの持続可能性の向上に寄与することがわかった。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top