デジタルアーカイブ学会誌
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特集:デジタルアーカイブと実展示
博物館で災害をどう伝え、どう残すか:関東大震災を例に
室谷 智子
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 8 巻 1 号 p. 11-14

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抄録

毎年のように、地球上のどこかで災害が起き、その様子はすぐさま世界中に発信される。日本は古くからくり返し地震、津波、火山噴火、台風といった自然災害に見舞われてきた災害大国である。自然現象解明のために自然を観測し、理解し、私たちの生活を守るために研究や科学技術を発展させてきた。過去の災害が現在に伝えられてきた背景には、残されてきた多くの資料がある。この先も過去の災害を風化させず、未来の防災・減災対策のためには、どのように資料を残し、災害を伝え、備えていけばよいだろうか。本稿では、デジタルコンテンツも活用して2023年に国立科学博物館で開催した、関東大震災100年企画展を例に挙げて紹介する。

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https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
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