デジタルアーカイブ学会誌
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セッションD1
[D12] 香川・時空間デジタルアーカイブの公開と利活用策の提案:香川県独立の父・中野武営の足跡の記録を皮切りに
國枝 孝之
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 8 巻 s2 号 p. s83-s86

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抄録

2021年から開始した香川・時空間デジタルアーカイブ[1]は「香川県独立の父 中野武営」の銅像除幕式の日に合わせて一般に公開した。時空間デジタルアーカイブとは時間(いつ)・空間(どこ)といった情報を基軸にコンテンツを管理することができ、多目的な情報サービスとして利活用できるように設計し開発を進めてきた。具体的には、事象の流れをスレッド(糸)でコンテンツの配置に時空間場といった概念で紀伝体と編年体の融合を目指している。発表では時空間デジタルアーカイブの構成ならびにその機能を実際に香川・時空間デジタルアーカイブにアクセスして紹介し、その新規性、汎用性について言及し、開発プロセスに関しても紹介する。また、時空間デジタルアーカイブを利用して継続的な運用を実現するための収蔵されたコンテンツを多目的に利活用する仕組みや市民参画型のコンテンツ登録、メタ情報付与機能に関しても提案する。

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