2024 年 8 巻 s2 号 p. s91-s94
児童生徒にとって、自分の地元地域は生きた社会に触れ理解を深める恰好の学習フィールドであることは言うまでもない。しかし地元を学ぼうとしても大方の地域において地元地区の情報源は未だネット上に殆ど存在していないのが実情である。本研究では児童生徒が地元をフィールドとする地域学習を実践し、その学習成果をアーカイブ化、アウトプット化することが地域学習プロセスとなり、同時に地域デジタルアーカイブ化の一端を担うプロセスとなることを複数の実践事例により示し、地域学習プロセス=アーカイブ化(アーカイビング)のモデル化を行う。