デジタルアーカイブ学会誌
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セッションE1
[E12] EAC-CPFを用いたアーカイブズ資料とその作成者の関係記述の適用:東京大学文書館における典拠レコード記述の事例から
元 ナミ
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 8 巻 s2 号 p. s95-s98

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抄録

本報告では、東京大学文書館が公開しているアーカイブズ資料記述において、作成者情報をISAAR (CPF)(International Standard Archival Authority Record for Corporate Bodies, Persons and Families)に基づいて記述し、EAC-CPF(Encoded Archival Context for Corporate Bodies, Persons, and Families)の実装を試行した結果について論じる。多くの日本のアーカイブズ機関では、作成者情報は資料記述の一部として取り扱われているが、本研究では、アーカイブズ資料と作成者情報をウェブ上で関係づける手法としてEAC-CPFの適用を検討する。さらに、デジタルアーカイブアプリケーションAtoM(Access to Memory)上で、アーカイブズ資料と作成者情報の関係がどのように表現されるかを示し、今後の課題についても考察する。

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