2025 年 9 巻 s1 号 p. s21-s24
国立民族学博物館(以下、民博)は2016年度より、公募によるフィールド写真のデジタルアーカイブ事業(DiPLAS:~2021年度、X-DiPLAS:2022年度~)を展開してきた。本発表では、この事業の概要について簡単にふれるとともに、その成果物たる写真データベースの活用法のひとつとして3年ほど前から実験的に実施しているデジタルストーリーテリング(以下、DST)の試みについて紹介する。具体的には、2022年度に制作した、「福井勝義『北東アフリカの民族社会―瞬間の記録』」というデータベースのコンテンツをつかってつくった『石ころ遊びの文化的装置』という作品をとりあげ、その制作過程、実際にやってみてわかったことなどを述べる。