ダム工学
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論文
デジタル画像処理による連続粒度解析システムの開発
江田 正敏新井 博之片山 三郎吉田 等
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2014 年 24 巻 2 号 p. 84-93

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抄録
ダム工事において,堤体材料の粒度は重要な品質管理項目のひとつとなっている。従来のJIS法による品質管理では,試験試料を間欠的にサンプリングし,粒度を把握するまでにタイムラグが生じている。一方,CSG材やフィルダム材料は粒度が常に変動するので,これらの材料の粒度を監視する場合には,粒度を連続的にかつリアルタイムに把握できる新たな品質管理手法の開発が必要となっている。そこで筆者らは,近年のICT技術の発達に伴うデジタル画像解析技術を応用して,コンベヤ上を流れる材料の粒度を連続的にかつリアルタイムに監視できる連続粒度解析システムを新たに開発し,CSG材およびコンクリートがれき材で実験を行ってその有効性を確認した。
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© 2014 ダム工学会
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