ダム工学
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論文
自然の回復力を活かした流水型ダムの環境保全計画と有効性確認
-試験湛水後3年間の追跡調査-
赤塚 真依子, 鈴木 菜々子, 三坂 浩昭, 森下 雅広
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2026 年 36 巻 2 号 p. 161-172

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抄録

流水型ダムの試験湛水が生物相に及ぼす影響を把握するため,試験湛水前から3年後まで生物調査を実施し,動物に関しては環境DNA分析も実施した。施工時には環境保全と維持管理の省力化を考慮し,伐採範囲を最小化するとともにダム貯水地内に池を造成した。試験湛水後は植生遷移や両生類の産卵が確認され,植物群落,動物相に顕著な変化は認められなかった。池周辺では試験湛水の流水作用と土砂堆積により多様な環境が形成され,上流由来の重要種の発芽が確認されるなど,自然回復力を活かした対策の有効性が示された。

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