日本歯科理工学会誌
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特集「CAD/CAM用材料(コンポジットレジン,ガラスセラミックス,ジルコニア等)の特徴と接着」
歯科用ジルコニアの特徴と接着
猪越 正直
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2024 年 43 巻 2 号 p. 79-82

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抄録

はじめに

近年,審美性と強度を両立可能な歯冠補綴用の歯科材料として,ジルコニアが注目されている.ジルコニアはセラミックスであり,生体親和性が高いことに加え,機械的強度も高いことから,単冠やブリッジを製作するための材料として,第一選択になりつつある状況である.筆者も日々の臨床で,ジルコニア製の補綴装置を製作する機会は非常に多い.さらに,最近では前歯部1歯欠損症例に対して,ジルコニア製接着ブリッジを適用するケースも増えつつある.このように,ジルコニア製補綴装置を使用する頻度は非常に高くなってきており,その材料学的性質や装着時の接着方法を理解しておくことは非常に重要である.本稿では,これまで上市されてきたジルコニアの種類の説明と,臨床でのジルコニア製補綴装置の接着手順についてまとめたいと考えている.

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© 2024 一般社団法人 日本歯科理工学会
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