日本歯科理工学会誌
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特集「CAD/CAM用材料(コンポジットレジン,ガラスセラミックス,ジルコニア等)の特徴と接着」
金属積層造形の表面性状と接着への影響
髙市 敦士加嶋 祐佳
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2024 年 43 巻 2 号 p. 83-86

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抄録

はじめに

粉末床溶融結合法の一つであるSelective Laser Melting(SLM)法は高出力のレーザーを金属粉末に照射し,溶融凝固させた薄い層を積み重ねることで3次元形状を造形する技術(図1)であり,歯科補綴治療では主に冠橋義歯のメタルコーピングや可撤性義歯のメタルフレーム製作に応用されている.金属粉末は主にコバルトクロム合金粉末と純チタンおよびチタン合金粉末が使用されており,以前は海外製品を輸入して使用するしか選択肢がなかったが現在では4種類のCo-Cr合金粉末が薬事承認され国内メーカーで製造販売がされている(表1).2種類の合金の使い分けとしては陶材焼付冠のコーピングには熱膨張係数が調整されているタングステンを含むCo-Cr合金粉末が使用可能である.本稿ではCo-Cr合金粉末を用いてSLM法で製作した冠橋義歯のメタルコーピングと陶材との接着,および可撤性義歯のメタルフレームと床用レジンの接着について詳しく述べる.

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© 2024 一般社団法人 日本歯科理工学会
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