日本透析医学会雑誌
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症例報告
Rh(E)血液型不適合妊娠にdouble filtration plasmapheresis(DFPP)を施行した1例
森澤 洋介吉田 克法望月 裕司米田 龍生藤本 清秀平尾 佳彦佐道 俊幸小林 浩
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2012 年 45 巻 4 号 p. 363-366

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抄録
Rh(E)式血液型不適合妊娠に対して二重膜濾過血漿交換分離法double filtration plasmapheresis(DFPP)を施行した1例を経験した.症例は33歳,女性,Rh式血液型はccDee,夫はCCDeE.2度の子宮内胎児死亡の既往があり,今回妊娠9週にて抗E抗体512倍と高値であり,妊娠12週2日よりDFPP(計34回)施行した.経過中に高度の胎児貧血を認めたため,5度の臍帯血胎児輸血を施行し,34週3日に予定帝王切開にて女児を出産した.児はNICUにて交換輸血,γグロブリン製剤,光線療法による治療を行ったが,経過良好であるため日齢62日に退院した.血液型不適合妊娠に対しては免疫グロブリン療法(RhIG)の普及,胎児輸血(胎児腹腔内輸血・臍帯血管輸血)の技術の進歩により,母体への血漿交換療法は減ってきている.しかし,今回のように妊娠初期から抗体価が高い場合は,妊娠継続のためには必要な治療でありDFPPは有用であると考える.
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© 2012 一般社団法人 日本透析医学会
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